忠にゃんシャオフー

ドイツには大変残酷な童話があります。ハインリッヒ・ホフマンという人の「もじゃもじゃペーター(Der Struwwelpeter)」のなかに収録されている「マッチによる悲惨な話(Die gar traurige Geschichte mit dem Feuerzeug)」もその一つといえるでしょう。

一人でお留守番していたパウリンちゃんは机の上においてあったマッチを見つけて火をつけます。お母さんが何度もやっていたのだから、自分もできるはず、と。それをネコのミンツとマオンツが一生懸命とめます。2匹のネコが両手をあげて、「お母さんがだめだと言っていたじゃない、ミアオ、ミオウ、ミアオ、ミオウ」と止めようとします。

それでもパウリンちゃんはマッチで遊ぶのをやめません。どうなるかというと、マッチの火がパウリンちゃんの服に燃え移り、おうちにも燃え移り、パウリンちゃんとおうちともどもになってしまいます。その灰を囲んでネコたちが、「ミアオ、ミオウ、ミアオ、ミオウ」と嘆き悲しみます。
…子供のときに読んだら絶対マッチなんかにさわれなくなります。トラウマになります。怖いお話です…。
でもこの絵のなかのネコたち、しっぽに黒いリボンが付いていて、ハンカチで目頭を押さえながら涙を滝のように流しているの、なんだかユーモラスです。
さて本題。
今日kotoraは晩御飯のために煮込み料理をしておりました。煮込みながら、別の作業をしていて、それに大変熱中しておりました。
ふと気が付くと、小虎(シャオフー)がやけに大きな声で何か訴えます。「はいはい、さっきご飯あげたでしょ~」とかいいながらkotoraは作業を続けました。小虎はさらに訴えます。いつもなら、甘えたいときは机の上に来て作業妨害をするのに、すこしはなれたところから呼びかけるのでおかしいなあ。と思いました。
と、台所のほうからジュージューという音が聞こえます。
…鍋、1時間以上つけっぱなしにしてました。水分の少ない料理だったから気をつけなければいけなかったのに!
はい。小虎(シャオフー)はミンツとマオンツのように、kotoraに危機を知らせてくれていたのでした。

たのもしいです。小虎。ありがとう!
これは今日がはじめてではありません。過去2,3回こういうことがありました。
…全部kotoraが悪いのですが…。
小虎はほんとにしっかりしたネコだなあって思います。(親ばか)

どう御礼をしたら一番喜ぶかわからないので、抱きしめて、なでて、ご馳走をあげました
今うちにある一番のご馳走が、このちょっとだけ高級(いつもより20セントほど(;^_^A)子牛のホワイトソースというご飯でした。でも喜んで食べてくれました。
週末にはササミ買ってあげよう。
パウリンちゃんのようにならないよう、火元には…気をつけましょう…。

ネコの木

ドイツ語でネコタワーのことを、Katzenbaum(カッツェンバウム)あるいはKratzbaum(クラッツェンバウム)といいます。
意味するところはネコの木、あるいは爪とぎの木です。
日本ほどではありませんが、ドイツでも相当な種類のタワーが流通しています。それらはホームセンターやペット用品店などで購入できますし、ネットオークションサイトのEbayやAmazonなどでネット購入することも出来ます。
kotora宅には昔、このようなタワーがありました。

タテにながーいタイプです。2段目には、このようなハウスも付いておりまして、

ネコがこのように中に入ってくつろぐことが出来ました。
しかしながら、この一本タイプはkotora宅のように古いドイツの建造物の中ではなかなか安定しませんでした。なぜなら床や壁がゆがんでいるからです。このタワーはそれでも3年半もちましたが、分解して再度組み立てた際に接続部分が入らなくなり、とうとう壊れてしまいました。小虎が乗るたびにその重さに耐えられずゆれていたので、もう限界だったのでしょう。
そして美梅(メイメイ)を迎え入れるにあたり、2代目のタワーを購入しました。今度はジャングルジムタイプ


こういうのです。いろいろ迷ったすえ、Ebayで格安で購入することが出来たので、これに決めました。
はっきりいって、kotora宅には大きすぎます。もう少し小さいと思っていたらやはり大きくて、部屋の真ん中に鎮座しています。
悩みに悩んで(優柔不断なので)、もう最後にはネコたちが楽しいかどうかよりもkotoraがこの階段を登るネコを見たい、この箱の中で休むネコが見たいというニンゲンの基準で決めました。もちろん部屋の雰囲気に合うかどうかもこの際無視。IK○Aさんがネコタワーも始めてくれてたらよかったんですが…。(kotora宅はこの北欧家具尽くし…)
ネコたちは大喜び。
階段こそ登ってはくれませんが、kotoraの想像していたとおり、箱の中で寝たり止まり木の上で寝たりしてくれてます。思うつぼです
しかし問題は、どちらがどこに寝るか。人気の場所は向かって右側の手前の止まり木。

小虎(シャオフー)が気に入って寝床にしていたものを、美梅(メイメイ)も気に入ってしまって、取り合いに…。と思ったら、案外あっさりと小虎が退いて、美梅に譲っていることがほとんどです。なんでもここが一番日当たりがよいのだとか。
小虎、やさしいお兄ちゃんぶり発揮。
譲ってるのを見かけたときは、
「ええ子やねえ~!」「やさしいね~!」
とべた褒めしてあげます。

美梅の新しいお家

うちに来るまで農家でのびのびと外飼いネコだった小虎(シャオフー)と違って美梅(メイメイ)はブリーダーさん宅(実家)でも完全室内飼い・多頭飼いで3ヶ月になるまで育ちました。4匹いた兄弟のうち、2匹は生後1月でもらわれていったそうですが、kotoraは美梅が3ヶ月になるまでお母さんの教育を受けさせようと思い、生後3ヶ月たってからむかえに行きました。(これも本・ネットから仕入れた情報)

くろちゃんしましま短毛ちゃん(兄弟)元気ですか?

ウチについてウサギ用ケージに入れられた美梅(メイメイ)ですが、前々回書いたように、ケージの中に入れられるのをとても嫌がりました。実家のトイレ砂から親兄弟のにおいがするからか、ずっとトイレの中に座ってミャーキャー鳴いていました。でも小虎(シャオフー)に気を使って、美梅をなだめるのには、ニンゲン2人のうちどちらかが、美梅のケージが置いてある浴室に入ってそのドアを閉め、美梅をケージから出してひざに抱いてなだめていました。
それですこしは落ち着くのですが、誰もいなくなるとまたミャーキャー。夜は浴室にあるケージの中で寝てもらおうと思ったのですが、とてもそんなことはできません。なので、ケージを浴室から寝室に移し、ニンゲンのベットの脇にケージを置いて、その上から布のカバーをかぶせて置きました。小虎(シャオフー)はもちろんケージが気になって仕方がないので、うろうろフンフンしていました。

泣きつかれたの…
すこしでも小虎の姿を見ると美梅がシャーフーいうので、私たちが寝ている間は布を取り外せませんでした。
次の朝、美梅の泣き声であまり眠れず、寝不足のニンゲンは、ケージにかけておいたカバーをはずすことにしました。でも美梅が望んでいるのはそんなことではなく、ケージから出ること。あらゆる方法を考えて、ケージを出ようとしました。そんな様子にもニンゲンはついに耐えられなくなり…ケージのドアを開けておくことにしました。そうすれば小虎(シャオフー)が怖くてもケージの中に戻って隠れることができるはず。と。(小虎は大きいのでケージには入られない)
外に出ることができた美梅はうちの中を大捜査。ケージの中にはもちろん戻りません。

お嬢ちゃんお気に入りの場所は見つかりまして?

でもすこしでも小虎(シャオフー)が視界に入ると美梅(メイメイ)はシャーフーうなります。
体の大きさが小虎の5分の一ほどの美梅には、小虎はなにか獰猛な動物のように見えたのでしょう…。小虎のほうは美梅と遊びたくて、美梅の様子をのぞきに行きます。

             こんにちは!一緒に遊びませんか?

美梅(メイメイ)が小虎(シャオフー)に慣れてくれなかったらどうしよう…
と、kotoraは大変気をもみましたが、二人の距離はグングン近づき、5日目くらいには一緒にじゃれて遊ぶようになっていました。

結局まる1日しか使わなかったケージは今も屋根裏に…。
二人が仲良くなってくれたらそれで良いんですが。