前回の記事にもコメントありがとうございました。
通りもん、ご存知の方多かったですね~。中には福岡在住なのに食べたことがないという方も!そうですよね~まつぼっくりさん。Kotoraも神戸名物で食べたことないものいっぱいあると思います。Aneさん、通りもんはあんこじゃなくてミルク餡?みたいな。濃厚な…甘さを控えたミルキー系お味?むちこさん、海苔、試したことないから今度試してみるね。
Chelさん、ねこやなぎはドイツ語でもねこやなぎなんですよ~。ただし、逆なんですけどね。Weidenkätzchenといって、ワイデン(やなぎ)+ケッツヒェン(ねこちゃん)です。
カップ麵に反応された方々も…。Kumaさん、中身の写真も撮りましたから後日~。でもホタテは…エキスがほんのちょっと入ってるくらいかと思われますが…。カン太ママ、どうだろう?南京町で探してみて~!
うちの四文字熟語にもコメントありがとうございました。あれは以前知り合いの中国人に書いてもらったもので、全体は「与猫同楽(ピンイン:yu3-mao1-tong2-le4)」です。「猫と一緒は楽しい」という意味で、即興で創ってくれたものです。猫という字の両側に、小虎と美梅と入れてもらいました。掛け軸にできると良いんですけど…巻物がないので額に入れちゃってます。
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先日、「猫とのんびりブルガリア」の、ブルガリアにお住まいのりりさんのところで悲しい記事を読みました。
お時間がある方は↑のりりさんのところに直接行って記事を読んでみてください。
以下転記です。
【信じられないニュースが飛び込んできました。
EU加盟以来、野良犬は去勢して狂犬病の処置をすると、いう事をしていたそうですが、
ブルガリア農林水産省のトップが野良犬の殺処分再開を希望しているというニュースです。
ブルガリアは2007年EUに加盟した際に法律で野良犬、猫の殺処分を法律で禁止しました。
もちろんEUに加盟する際の必須条件としてです。
ソフィアに出向くと野良犬を見ない時はありません。未だに数は増え続けているのが現状で野良猫の
数は更に多いと推測されています。
こちらのテレビやニュースでは毎回野良犬が子供やお年寄りを噛んだ、というような偏った報道しか
されておらず、野良犬は悪だ!殺されてもしょうがない。と信じ込んでいる人も少なくはありません。
その影響か、野良犬、猫に対する虐待も多く、両足両手を切断された子犬が道に放置されると
いう事件がありました。 このニュースは国際的にも取り上げられ
遠く離れたアメリカでも署名活動と街でデモが起こるほどに。
(写真略)
前足と後ろ足4本を肉きりナイフで切断されたこの子↑(ミマ)は無事、ドイツの里親さんに引き取られ今は幸せにくらしています。この殺処分再開きっかけの発端となったのも、ソフィアのある地区で88歳の著名な教授が野良犬に襲われたといニュースが流れたのが始まりで、怒った住民たちが地区の代表に殺処分を嘆願したのが始まりです。このニュース番組ではやたらこの教授がいかに偉いかを強調しまくり、人々の感情を怒りへと仕向けていたように思います。恐ろしいことに怒った住民たちが自主的に野良犬狩りをはじめ、関係の無い犬が次々と殺されるという信じられない事態まで起こってます。
(中略)
これに阻止しようと現在署名活動が行われています。是非、署名にご協力してください!ごめんなさい。パーツの貼り付け方がわからなかったので面倒くさいですが、オンラインで直ぐに署名参加できます。署名サイト→★】
・・・・・(転記終わり)・・・・・
Kotoraは、なぜかりりさんのところでアップされていたYoutubeの映像を見ることができなかったので、自分でYoutubeで探してみたんです。
そうしたら信じられないような写真を次々と見てしまったのです…。

とてもとても残酷な映像。
そのやり方が異常なほど残酷で…。
りりさんも書かれているミマという4本手足を切断された犬のほかにも。
ちょっと書くのをはばかられるようなやり方で犬たちが虐待されているようなのです。

野良犬の問題はなにもブルガリアだけの問題ではありません。
ちょっと耳にするだけでも、ルーマニアやウクライナなど東欧諸国で深刻な問題になっているようです。
そういう情報は、ドイツにいればなにかしら耳に入ってくるのですが。
東欧諸国だけではなく、ドイツ人観光客が多いスペインのマジョルカ島などでも野良犬や野良猫の問題があるようで、ドイツの保護団体が現地から里親募集をしていたりします。

ブルガリアやルーマニアなど多くの東欧諸国には仕事がないため、若い労働力がどんどん西に流出しています。Kotoraの身近にもブルガリア人がたくさんいますし、他の東欧諸国の人たちも大勢います。
Kotoraが調べたところによると、そういう人たちが、国を出るときにペットを置き去りにしていくので、野良犬猫が増えたとか。

Kotoraが知っているブルガリア人はとても温厚で明るくて良い人たちばかりです。
だから余計にあの虐待の状況が信じ難く。
(全世界どこに行っても国民性というのではなく、個人個人の性格が問題になるというのは頭では分かってるんですが…。)
仕事もなく鬱屈した状況が人を虐待に走らせるのでしょうか?

ソフィア(ブルガリアの首都)だけでも、野良犬は1万頭ほどいると報道されています。
りりさんも書かれていますが、ことの発端は88歳の著名な経済学者が野良犬にかみ殺されたこと。
これによって野良犬問題の自体がさらに大きく取り上げられるようになり、ソフィアの市長が辞職まで迫られたとか。
アンケートによると、90%の市民が捨て犬をした者に罰金刑を課すことに賛成しており。
犬を飼っている人の95%もこれに賛成しているという結果が出ています。
しかしながら、3分の一の住民が、3ヶ月以内に里親が見つからなければ、犬を殺処分することに賛成してもいるようです。(ラジオブルガリアの記事(独)→★)
市民は早急な解決を願っているようです。
そこに来て、りりさんが書かれているように、国家のトップレベルが殺処分を言い出すことに…。

ドイツには先ほど上げた、ブルガリアやルーマニア、マジョルカ島の野良犬や猫を救うための団体がいくつかあります。りりさんが取り上げられていた、4本足を切断されたミマという犬もドイツの団体に保護され、今は平和に暮らしているようです。
虐待を受けた他の犬や猫たちも一部はこうして保護されています。
(例えばドイツブルガリア野良犬を助ける会(独)→★)
しかしながら、りりさんも書かれているように、援助のお金などがきちんと地元に届いていないということも多々あるようで。東欧の一部の国での官僚の汚職問題がこんなところにも浮き出てくるのだなあと実感せざるを得ません。

20年ほど前に突然体制が変わり、それ以来どんどん貧乏で無秩序になっていく国々。
ブルガリアはまだ良いほうだと思います。ほかのバルカン諸国のように紛争もありませんでしたし。
同じ「ヨーロッパ」だけど、例えばブルガリアの国民総生産はドイツの10分の1ほどです。(2007年)
もっと東のモルドヴァにいたっては40分の一。(モルドヴァはEUには加盟していませんが。)
GNPだけが豊かさを量る基準ではないですが。
「余裕がない」、ということは、つまり捨て犬猫が出てきてしまう、国の動物保護に関する対策が追いつかない、というところに出てきてしまうのでしょうか?
でも貧しいこと、と虐待が起こる事実に相関関係はあまりないように思われます。
貧しくても動物たちと平和に暮らしている人たちはいるわけだし。
この場合、それとも住民がいかに鬱屈した日常で暮らしているか、ということと関係があるのでしょうか?
西側に出稼ぎに出なくても、もちろん国に残って仕事をし、豊かな生活を送っている方々もこうした諸国にはたくさんいらっしゃいます。
でも、そういう人たちと、ドイツなどに出てこられた人たちの狭間にいる、出られないし仕事もない一部の人々は、昔(共産時代)にノスタルジーを想うか、あるいはロマ(ジプシー)などスケープゴートを探して排他的行動に走ってしまうか、もっと小さいスケープゴート、悪い犬を虐めてみるか…。
そういうことなんでしょうか?
虐待が起こる構図が、日本のそれと全く違うように見えて実は重なっているようにも思えて…。
もちろん先進国と言われる国々でも多かれ少なかれこうした問題はあるわけですが。
豊かな国々(EU)の基準をブルガリアやルーマニアが受け入れて(加盟条件なので事実上受け入れてはいるわけですが)、すぐに国の法制度を整えることができるのだろうか?
とか。
国策の優先順位として、野良犬・猫の問題はこうした、言ってみればニンゲンの豊かさも問われている国で、どうなのだろう?
とか。
もっと他にやらなければならない問題が山積みなのではないだろうか?
とか。
今回は「たまたま」著名な人が被害にあったことで問題が国レベルまで持ち上がったようだが、それがなかったらそもそも取り上げられいたのだろうか?
とか。
それでも、ヨーロッパには狂犬病もまだあることだし、実際問題として、やはり早急に解決しないといけない問題なのだろうな。
とか。
でも1万もの犬たちを。すべての犬たちの面倒をどうやってみることができるのだろう。
とか。
いろいろ考えます。
犬初心者のKotoraではありますが、ちょっと…虐待の映像があまりにショックだったので、自分も里親になれるか?などと気軽にドイツの保護団体のサイトを見たりしてしまいましたが。
一度もヒトと暮らしたことがない犬たち、虐待を受けた犬たち。
初心者が受け入れられるような状況でもなく…。
とりあえずできることとして、りりさんが書かれていたサイトに行って署名してきました。
こちら
よろしければお願いします。