Category Archives: お気に入り:本

それをされると困るんです…。

前回の記事にもコメントありがとうございました。
すごいでしょう~。またたびおひねりの威力。Kotoraもあそこまでとは思いませんでしたよ。
なぎさん、カメラの解説ありがとう~!がんばってみるわ。それからドイツね、そうそう、小さい都市でも昔はなんちゃら国の首都でした、みたいなプライドもあるからね。連邦制だし、めちゃくちゃ中央集権な日本とは意味合いが違うのよね。そう、それに都市の広がりも小規模だしね。
Potojakamamaさん、時差かなあ~。なんなんでしょうね?でもお気になさらずに~!
Kumaさん、なるほど三脚…ああ、小さいのがどっかにあったなあ…。
元気猫さん、いえいえ良いんですよ。仲良く遊べばいいのです!
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あれはKotoraが小虎(シャオフー)のチッコ問題に悩んでいた頃だったか…。
ネットをさまよっているとあるサイトを発見したのでした。
それは「ドイツ式!ペット問題行動解決!」(リンクあり)というサイト。
え?ドイツ?おおお~!日本人の獣医さんがドイツにいるんだ!
と驚き、サイトの内容の濃さに驚き。
それ以来たびたびお世話になっているサイトなんですが。
見つけたときにサイト管理者のTalisman先生にメールを送らせていただいたのですよね。
それ以来こちらにも来ていただいたりコメントをいただいたり。
と、そのTalisman先生こと壱岐田鶴子先生がこの度本を出版されたんです!

トラさんウメさんの日常
壱岐田鶴子「ネコの「困った!」を解決する」サイエンス・アイ新書です。
こちら。壱岐先生が送ってくださったんです。ふふふ。
(こっちじゃあ今EURO安で日本から何か取り寄せるのが大変なんでとってもありがたかったんです~)
以前Kotoraは獣医さんにも専門分野があるということを書きましたが。
そう、壱岐先生の専門分野は「小動物の問題行動治療」。
昨年はミュンヘンで開業もされたんです。(病院のサイトへ→
問題行動ってどういう行動?っていうところから、
事例などをあげて対処法に至るまで詳しく説明されています。
トラさんウメさんの日常
とってもかわいくてしかも適確なイラストもついていて、読みやすいんですよ。
Kotoraが気に入ったのは、なんでこの子はこういう行動に出るんだろう?「なにか間違ったことをしたのかな?」というカイヌシの不安をい解消してくれるところ。
ネコは、こういう理由でこのような行動に出ているんです、
という問題行動の原因そのものがとてもよく分かる点。
今までカイヌシ側が勝手に解釈していたことが、
ああそうじゃなかったんだ誤解していてごめんね、となったり。
あんたが悪いんじゃないんだね、と反省してみたり…。
トラさんウメさんの日常
具体的な対処法もこのように分かりやすく書かれてるんです。
上はKotoraが個人的に気に入った絵。
葉っぱの中でごろごろするネコ。なんか藍(ラン)みたいだし。
さて。うちの問題。

トラさんウメさんの日常
あんたまたなんでそんなところに上がってるのよ!

トラさんウメさんの日常
Kotoraさんぼくがここに上るのきらいだよね~。
ぼく知ってるんだ~。ふふん。
トラさんウメさんの日常
早くごはんくれないと、棚の上においてる小物、全部落としちゃうよ?

トラさんウメさんの日常

ご飯くれないとドアをずっとがりがりし続けるわよ!

トラさんウメさんの日常
ぼく知ってるんだ~。
Kotoraさんぼくが葉っぱかじるの好きじゃないって。

 
トラさんウメさんの日常
早くしないとまたかじっちゃうよ~。
本棚にも上っちゃうよ~。
トラさんウメさんの日常
とにかくご飯を早くくれなくちゃだめだよ!
…。
今のところありがたいことにKotora家の問題ってこれくらいのことなんですけどね。
ご飯の催促。これがしつこいんだ!
朝なんか6時前からベット周辺に来てあれやこれやの手で起こしにかかります。
一応ご飯の時間は設定してあるんですけどね…。
ちょっと困ってるんですよ。
対処法?これに関しても書いてくださってました!
ただいま実行中…。
単純なのに難しいんだ、これが。
Kotoraがこれまでに経験したもっと困った問題行動。
実家の子のスプレー問題・老化による夜鳴き問題・同居ネコと仲が悪かった問題。
ああ…実家の子の時代にこの本を読んでいれば…。と思いますが。
その頃は問題行動という認識すらなかった時代…。
でも今は、こうやってサポートしてもらえる。
猫の研究もどんどん進んでいる。
まだまだ分かってないことも多いけど、
よき時代になったなあと思います。
ブロ友さんのところでもさまざまな問題を目にしますが、この間にゃんたまさんにこの本を紹介させてもらったら、のろのろKotoraより早く紹介記事を書かれてました~。(→
今さまざまな問題に悩んでおられるブロ友さんにおすすめしたいのももちろんなんですが、
一番読んでもらいたいのはこれからネコを飼おうとしている方々。
そして問題行動に悩んでもうネコを捨ててしまおうかとか考えているような人たち。
なんだったらペットショップに置いてもらってネコを買う人に一緒に買ってもらうとか。
保健所に置いてもらうとか…。
気軽にペットショップで「あ、かわいい」だけでネコを買うようなヒトタチには、ネコと一緒に暮らすって、こういう問題も考慮に入れないとだめなんですよ、ということを認識してもらいたい。
美梅や小鷹ちゃんの妹、陽陽ちゃんも、捨てられてこそいませんが、最初に行ったお家から、先住ネコと合わないからという理由で、3日目に戻されてしまいました。3日目ですよ!3日でなにが分かるというのでしょう?こちらの本にも先住ネコと新入りネコの慣らし方については「気長に」と書かれています。陽陽ちゃんの場合は小鷹家にもらわれて幸せにしているんで、終わりよければ、になりましたけれど。
こういうニンゲン勝手な誤解もこの本を読むことで少なくなるんじゃないかな~と思います。
 
皆様のところの問題もこの本に載ってるかも?
こちらを見ると目次が全部載ってますよ~。→
一家に一冊、おすすめです!
壱岐先生、とても役立つ素敵な本を送ってくださってありがとうございました!


さあさあ!

ネコの「困った!」を解決する むやみにひっかくのを止めるには? 尿スプレーをやめさせる方法は?…/壱岐 田鶴子
¥1,000
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読書の秋にねこの本

前回の記事にもコメントありがとうございました。
ぬこさんのお写真すごいでしょう~!自分に似た子がいるっていうのはなんだか親戚がいるようでうれしいものですよね。
藍の接待振りに皆様も驚かれたようですね。Kotoraの心配にも答えてくださってありがとうございました。
Alpenさん、なんで広告そんななっちゃったんだろ?う~ん。
ANKOさん、そういわずにいつかどうぞ~!
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今回は翌日記事につき、前回の記事がまだ、という方はよかったらそちらもどうぞ~。
そして今回は番外記事です。
何回か自分のための記録もかねてご紹介しきた猫本。
けっこうたまってきたので一気に…。

作家の猫 (コロナ・ブックス)/夏目 房之介
¥1,680
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作家って小説家だけかとおもったら、彫刻家とか画家とかも載ってました。Kotoraは朝倉文夫って彫刻家さんのことを全然知らなかったんですが。この本で知って。今年日本に行ったときに朝倉彫塑館にすご~く行きたかったんですが。全く時間がなくて行くことが出来ませんでした。(涙)写真も満載で、ああこんな本があるんだ~とか、このヒト実は猫嫌いだったんだ!?とか知ることが出来て面白かったです。この本からたどって買った猫本も多いです。

江戸猫 浮世絵 猫づくし/稲垣 進一
¥1,995
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カラーで絵が満載。化け猫の怖い絵も多いですが…。面白い絵が多いです。江戸時代の絵ってユーモアもありますよね。日本人って昔から漫画好きなんだな~っていう感じの、猫が擬人化されている絵も。解説もちゃんとあって、満足度高かったです。
江戸猫というだけあって、日本猫が多く…つまりボブが多かったです。ボブ愛好家必見ですよ!

不思議猫の日本史/北嶋 廣敏
¥1,500
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日本史と書くからには…。全部の時代を網羅して欲しかった…。なぜか半分以上化け猫の歴史ですよ!?というちょっと残念だった本。でも題名を無視すればそれなりに面白かったです。化け猫の歴史は中国にもあった?という事実など。歴史資料を丹念に調べられたんだなあ…という。

ジェニィ (新潮文庫)/ポール・ギャリコ
¥660
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ギャリコの「猫語の教科書」は読んだことがありましたが、小説は初めてでした。背表紙にあるように、とっても素敵な大人の童話、でした。Kotora、普通はファンタジーとかSFとかあまり好きではないんですが。この本は猫を熟知したヒトが書いた、ということもあって、猫の描写が非常にうまい。ネコってこういう生き物、っていうことも理解できる、小説プラスαな本でした。もちろん小説としての技法もすばらしい。次が気になってすぐに読んでしまえたのが名残惜しい感じでした…。ネコ好きにはとってもおすすめですよ。

とらちゃん的日常 (文春文庫)/中島 らも
¥620
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らもさんが亡くなったのをKotoraはドイツで知りましたが…。驚きました…。動物もお好きだったんですね。とらちゃん、とてもかわいがられて育てられたネコで…。らもさんもすきだったようです。写真もかわいいです。

猫にかまけて (講談社文庫)/町田 康
¥570
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この方の小説をKotoraはまだ読んだことがないんですが。このエッセイを読んで断然読んでみたくなりました。最近ネコ雑誌もよく出てこられますね。写真もたくさんあってそれも満足でした。飼っている猫が亡くなった時のことなど書かれてあって、そこを読むのはちょっとつらかったですが。作者とネコの絡みなどの話はおかしてくて笑えてもきます。

ノラや (中公文庫)/内田 百けん
¥760
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なんとなく昔読んだのをもう一度読み直してみたんですが。実話だというのが…当時、新聞広告などにも載ったというのがすごいなあ、と。昔、といっても40から50年ほど前のことですけど、当時のネコの飼い方なども分かって面白いです。ネコトイレって昔からあったのねえ、とか。ああ、そんなものあげたらネコが病気になるよ!とか。Kotoraは内田先生がネコを探していたときに、大勢の方からもらった手紙も収録されているという初版の本が見たいんですが…。ちょこっと載っているエピソードを見ると、ネコ探しの広告を載せた後に、親切に教えてくれるヒトもいれば、脅迫めいた変な電話をかけてくるヒトもいたとか。
ネコ関連の不思議な小説も収録されていてそちらも興味深かったです。

猫と庄造と二人のおんな (新潮文庫)/谷崎 潤一郎
¥340
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庄蔵というのはほんとにだめ男で。なんで二人のおんなが彼をかまうのかよく分からないんですが。こちらも小説の中身とは別に、当時のネコの飼い方が垣間見れて面白いです。ペルシャって昔からいたのね…とか。谷崎先生はネコじゃなくて別のことに焦点を当てたかったのでしょうが…。

ブランケット・キャッツ/重松 清
¥1,575
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お泊りで猫を貸し出すという…。そしてその猫を取り巻く人たちの人生の一部を書く短編集のような小説ですが。この方の各小説はほっこりあったかいですね。猫、という要素を抜きにしても好きな小説になりました。これをきっかけに他の作品も読むようになりましたが。今作品、ドラマにもなったとか?見たい…。

1Q84 1-3巻セット/村上 春樹
¥5,775
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この間やっと、落ち着いて全部読むことができたんですが…。また何気に猫が…。いやもちろん猫が主人公なわけでも猫が主題になっているわけでもありませんが…。大事なキーではある!?村上春樹における猫とは何か、とか検証してみたら面白いかもしれませんね。そういう本ってあるんでしょうかね?
詳しく書くとネタばれになるので言いませんが、Kotoraはその「町」に入り込んでしまったらずっとそこにいたいかも!?他に読まれた方でそう思われた方、いらっしゃいますか~?

暑いときはネコ本でもどうですか?

前回の記事にもコメントありがとうございました!
ねえちゃんさん、Kotoraも超文系で~す。マミィさんに期待しましょ♪
バルサミコは煮るんですね…了解です。いやあ~猫ブログなのにどんどんお料理とか他の知識も増えるなあ~。皆様ありがとう~!
おかパンさん、Kotora、基本悶絶体質ですから。(笑
Potojakamamaさんドイツの夏…気温差が激しすぎて…。う~ん平均すると25度かなあもっと低いかなあ。あの…10度以下に下がることもあるし、35度以上になることもあるんで…。
迷子ネコちゃんも多頭飼い崩壊のネコちゃんも…みんなほんとになんとかなってほしい。今年もいっぱい生まれたんだろうな…。みんな幸せになって欲しいけど…。
カメカメカメカメカメ
こちらにいると大きな町の日本の本屋にでも行かないと「本屋で和書を選ぶ」ということが出来ないため、ネットで取り寄せることになります。何度か書いてますが、送付方法が選択できるので、Kotoraはbk1というところを使っていますが。やっぱり本屋行きたいなあ~って思うわけです。こちらでも無駄に本屋をうろつきますが。やっぱりドイツ語では読む気しないですよね…よほどのことがない限り。
でやっぱり取り寄せる、んですが。最近取り寄せたり、お借りしたりしたネコ本をご紹介。

ぶさカワ猫―カワイイだけじゃ物足りない!ぶさいくなあの子にくぎづけ!! (日文新書PLUS 3)/『ぶさカワ猫』制作委員会
¥903
Amazon.co.jp


なんで購入したか、お分かりの方々もいらっしゃいますね。
ぶっちんが載ってるからです。
かわいいにゃんずのお写真だけじゃなくて、見どころいっぱい。猫文字(書道?)あり、漫画風お写真あり、で思う存分楽しめました。癒される一冊です…。
新月

旅行けばネコ (新潮文庫)/岩合 光昭
¥660
Amazon.co.jp

日本中のネコのお写真を楽しめるだけでなく、岩合さんにお写真のテクも教えてもらえるという素敵な本!
いやでも…ここまでは…無理ですけど、とうてい。カメラが悪いんです!一眼レフじゃないし…ぶつぶつ。はい、違いますね。問題のすり替えですね。Kotoraは今のルミックスさんに満足してます。
とにかくとりまくること、なんでしょうね…
やや欠け月

ネコさまとぼく (新潮文庫)/岩合 光昭
¥500
Amazon.co.jp

同じく岩合さんの。岩合さんが何故ネコを撮るようになったかエピソードが載せられていて面白かったです。表紙のお写真もかなり面白い!世界中のネコたちのお写真も見ることが出来ます。
ネコのいる町とは…ネコの未来とは…という問いかけもありました。
そういえば、名古屋で岩合さんの写真展があるそうですよ!
(y_and_r_d様リンクよろしかったでしょうか?)
半月

ネコのライフスタイル (ペットとホリスティックに暮らす)/リチャード・H. ピトケアン
¥1,470
Amazon.co.jp

Gaviちゃんのお姉ちゃんおすすめのピトケアン先生の本。他のも読んで見なくっちゃと思いながらとりあえずこれを買って見ました。ネコ飼い基本書として一冊もっておきたい本かも。薬を使わないのみ駆除の方法とか、いろいろな薬品に関するデータとかがそろっていて頼りになりそう。メンタルヘルスやネコから人にうつる病気についてもカバーしているのが珍しいと思いました。ご飯の本のほうもほしいな~。
三日月

ナチュラル派のためのネコに手づくりごはん/須崎 恭彦
¥1,575
Amazon.co.jp

これもGaviちゃんのお姉ちゃんおすすめですね。この方のHPも最近見つけました。Kotoraは例によって小虎のチッコ問題で手づくり絶賛悶絶中ですが。少しずつ勉強してます。著者の方とプロ(ペットフード関係の方)のインタビューが…。いろいろ考えさせられます。具体的なレシピも載っているし、栄養学についても載ってるので便利です。レッツアバウトというのが大変心強くもあります。
満月

ヒトのオスは飼わないの? (文春文庫)/米原 万里
¥650
Amazon.co.jp


ため息の出るような面白さでした。ああなぜ米原万里さんはあんなに早く亡くなってしまわれたのでしょうか?無類の動物(特にネコ)好きだったらしいですが、もっとこの方のネコ道を知りたかった。Kotoraは米原万里さんの他の小説やエッセイも大好きですが。これは話題が動物なだけあって特に好きでした。作品が限られているだけに、一章一章、読むのがもったいない…のに、気になるから早く読んじゃう…。
万が一、ネコを飛行機に乗せるときはアエロフロートですね。了解です…。
貸してくれたお友達、ありがとう!でもこれ自分でも買うわ!Kotora永久保存版けってい!
ヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリヒマワリ
オマケの写真。

トラさんウメさんの日常
左よ~し!
トラさんウメさんの日常
ん?何かありますかね?
トラさんウメさんの日常
上よ~し!
トラさんウメさんの日常
右よ~し!


自宅でも確認を怠らない小虎に守られて今日も平和なKotora家でした。